プロ野球を楽しむ 奇跡
野球を飽きずに楽しむことができるのは、試合やペナントレースの展開がマンネリ化することがないためです。ときには誰も予想していなかった奇跡が起こり、全ての人が感動できるのもプロ野球の醍醐味の一つではないでしょうか。過去から現在に至るまで、運を味方にして窮地を乗り越えた選手も多く、ファンの間では語り草になっています。
優勝争いの例では、1996年に巨人が達成したメークドラマが有名です。この年の巨人は不調が続いており、ペナントレースの中盤までは首位の広島に対して最大で11.5ゲーム差を付けられていました。ところが、ここから大躍進が始まり、結果的には11.5ゲーム差をひっくり返してリーグ優勝に輝きました。
試合展開における奇跡としては、1985年の阪神が達成したバックスクリーン3連発の記録もプロ野球の歴史で有名です。1989年の日本シリーズにおいては、巨人が3連敗した後に奮起して、その後には4連勝して日本一に輝きました。
プロ野球で奇跡と呼ばれる試合では、サヨナラ本塁打が注目された場面があります。1959年の天覧試合では、長嶋茂雄がサヨナラ本塁打を達成して、プロ野球を楽しむことの醍醐味をファンに教えてくれました。