プロ野球を楽しむ 捕手のリード

さらにプロ野球を楽しむのであれば、捕手のリードを見て楽しむことも出来ます。捕手は唯一違った方向を見ている選手でもあります。そのため選手全体を束ねるような役割もしています。各選手の守備位置を決めたりするようなこともあります。投手の投げる球だけをサインで指示しているというようにも考えられがちですが、それ以外にも守備の陣形を指示したり、サインプレーを仕掛けたりとさまざまなプレーの中心的な役割を果たしているものでもあります。

そのため捕手はかなり賢い人でないと出来ないともいわれています。これはプロ野球のような高度な戦術をするようなところでは尚更そうです。投手の投げる球の状態からいろいろと考えることがあるので、これが分かるようになると試合をより深い目線で見られるようになるといえるでしょう。

まさにこの選手が扇のかなめとなって試合を動かしているわけです。今は肩が強くて賢くてとマルチに活躍できる人がここのポジションにつくのが当然のようになっています。昔は単に投手の投げる球を受け取るだけのようなイメージだったかもしれませんが、今では最も頭を使い、最も疲れるところでもあるという認識に変わってきているところです。