プロ野球を楽しむエピソード
高校野球や社会人野球、大学野球などの頂点に立つのがプロ野球です。日本では野球が国民的なスポーツですから、競技人口はとても多いものの、その中からプロスポーツ選手になれる人はほんの一握りです。そしてプロになることが出来ても、一軍に定着してトップ選手として活躍できる人となるとさらに少なくなりますよね。日頃テレビやスポーツ新聞で親しまれているプロ野球は、実に過酷でハイレベルな世界なのです。だからこそ、ファンは試合に魅了され、選手たちに夢を託すのですね。
ピッチャーの投球や内野手の華麗な守備、バッターの打つホームランなど、試合中には楽しむことができるプレーがてんこ盛りです。でも、自分の応援している球団の選手たちそれぞれのエピソードを知ると、もっと深くプロ野球の世界を楽しむことができますよ。スーパープレーを連発する選手も、一人の人間で、それぞれに人生を背負っているのですから。
その選手が野球を始めたきっかけ、家族との絆やプロ野球選手になる前のステージでの苦労したエピソードや、有名になるきっかけになった試合などは、スポーツ新聞の記事やテレビ番組の特集などで知ることができます。プロ野球選手の人間としての魅力を知ることで、思い入れもグッと高まりますね。
プロ野球を楽しむ中継
昔に比べて、プロ野球の試合はテレビの地上波で放送することが少なくなっています。今はBSやCSなどがあり、そちらにプロ野球専門のチャンネルなどもありますので、地上波でないチャンネルであれば全ての試合を見ることができます。ラジオ派の人や、出先でスマホのアプリで速報を見るという人もいると思いますが、やはりテレビ中継というのは選手の表情を見られますし、臨場感もより伝わってきます。
最近、地上波のテレビ中継では副音声での解説を導入しているところが多くなっています。主音声の解説では、アナウンサーと元プロ選手が球種や打撃について説明してくれます。一方、副音声では試合をしているチームのファンデある芸人さんやタレントさんがプロ並の情報量の多さでアナウンサーと砕けた会話をしていることもあり、これはこれで試合をまた違った観点で楽しむことができます。
堅苦しくなく、試合には必要のない選手のプライベートも話してくれることもあったり、選手と付き合いのある芸人さんであれば選手の素顔なども話してくれたりします。グラウンドでのカッコイイ姿ももちろんですが、そういったプライベートの話を聞けるのもファンとしては嬉しいですよね。
プロ野球選手の仕事は自分に求められるプレーをする
野球はスポーツの一つです。子供であれば遊びとしてする人もいるでしょうし、学生ならクラブ活動としてする人もいます。遊びやクラブ活動はあくまでも楽しみなどで行うので、特にお金との関わりはありません。ではプロ野球選手はどうかですが、野球をしてお金をもらう仕事をしています。
プロ野球を観戦するファンがたくさんいるので、その人たちにいいプレーを見せなければいけません。
プロ野球選手には、それぞれ役割があります。守備であれば投手や捕手、内野手や外野手等がいます。投手の中でも先発投手の他に中継ぎや抑えがいます。その他のポジションならレギュラー選手と補欠選手がいます。
試合への出番はそれぞれで異なるものの、求められている部分で結果を出すのが仕事になります。代打で打撃のみをする選手や代走のみの選手もいます。
常に最善のプレーをしなければいけないので、そのための練習が欠かせません。
春から秋にかけて試合が続きますが、その間調子を落とさないように体調管理などもしなくてはいけません。
また、秋から冬にかけてのオフシーズンも自由にできるわけではなく、次のシーズンに向けた体作り等が必要です。これらもすべて野球でいいプレーをするためであり、プレーが認められれば報酬も高くなります。
プロ野球のファンがオフシーズンに楽しめる話題
プロ野球はオフシーズンに入ると注目されるのは、FA(フリーエージェント)やトレードなどの話題です。特にFAは、選手への年俸や待遇の掲示が各球団自由となるため、資金力のある球団が注目選手の獲得に乗り出します。トレードには、1対1の入れ替えだけではなく、複数人同士や金銭トレードなどがあります。さらに、監督やコーチなど首脳陣の入れ替えもオフシーズンに行われ、各球団は来季に向けての準備にかかるのです。
最近では、オフシーズンにFAやポスティングシステムを利用してメジャーリーグに挑戦する選手が増えてきました。昨年、日本のプロ野球界からメジャーリーグのエンゼルスに移籍した大谷翔平選手も、ポスティングシステムで移籍をしています。メジャーに挑戦するプロ野球選手は、かつての野茂英雄投手をはじめ、イチロー選手や松坂大輔投手など日本で活躍をした選手が数多くいます。
さらにオフシーズン注目されるのは、契約更改です。各選手が球団からどれだけ評価をされたのか、ファンとしては楽しみのひとつとなります。また、春季キャンプまで各選手がどこで自主トレを行うかもオフシーズンの話題となるでしょう。試合のないオフシーズンも、プロ野球ファンには注目される話題が豊富です。